生活習慣病(すい臓疾患・肝臓疾患) [犬と快適に暮らす]

犬であっても十二指腸で使われる消化酵素の一種・すい液を作ったり、血糖値を調節するインシュリンなど各種ホルモンを分泌したり、さまざまな働きをするすい臓は、脂肪の分解にも大切な役割を担っています。だから脂肪分タップリのギトギトした食事=脂肪食を与え続けると、脂肪の分解が追いつかず、すい臓に過剰な負担がかかかるため、すい炎を発症させてしまうことがあります。

すい炎にかかると定期的な腹痛に襲われるため、「お腹に違和感があるなぁ」という素振りを見せるようになります。この病気は死に直結するコワいものの1つです。脂肪食を摂ると下痢をしやすい傾向があるので、「うちの子はよく下痢するな」と思ったら、消化器系の病気とともに、食事内容の再チェックをしたはうがいいかもしれません。

症例こそ多くないものの、ウイルス感染で発症する肝炎もコワい病気です。感染は免疫力が低下しているときに起きやすく、免疫力を低下させる「肥満」はやはり大敵です。

肝臓は「沈黙の臓器」ともいわれ、病気を発見しづらい臓器の1つなのです。

肝臓の役割は、体の恒常性を維持することです。だから、他の臓器と比べて予備能力と再生能力が大きく、細胞が壊死したり変性したりする前なら、有害な要因を取り除けば、適切な栄養管理で回復させることが可能です。消化のよい炭水化物は、肝臓に十分なエネルギーを与えられるので、修復や再生に効果的です。アルギニンや亜鉛も、肝臓内の代謝を助けてくれるので、機能改善をサポートしてくれます。


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